アラブ連盟外相会合のばかげた非難 ハティーブザーデ報道官の反応

2022年03月10日付 Jam-e Jam 紙

 外務省報道官は、アラブ連盟外相会合によるばかげた非難と、自称アラブカルテット委員会[サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、そしてエジプトで構成]の声明を退け、「イエメンや西アジアの戦闘地域に対して干渉を行う国々による、イランが他国の内政に干渉しているとする度重なる、かつ根拠のない非難は受け入れられない」と述べた。

【ジャーメ・ジャム電子版】サイード・ハティーブザーデ外務省報道官は、第157回アラブ連盟外相会合によるばかげた非難と、この会合と並行して開催された自称アラブカルテット委員会の声明を退け、イラン・イスラーム共和国に対する非難が何度も繰り返されていること、そして行動を変えないことに関して強い言葉で遺憾の意を表明し、このような無益な措置は、これらの国々が過去数か月にわたってイラン・イスラーム共和国との地域的交流と、外交のために取ってきた行動に矛盾するものであるとした。

 外務省報道官は、特にイエメン、そして西アジアと北アフリカの戦闘地域における緊張状態を生み出し、戦争を煽ってきた長い歴史を持つ内政干渉国家による、イランが他国の内政に干渉しているとする度重なる根拠のない非難を否定した。

 ハティーブザーデ報道官は、この種の声明を繰り返し発表することは、近隣諸国とイランとの関係を強化する上で障害となるとし、対話および誤解の解消に向け、外交ルートを通じて近隣諸国に呼び掛けていくというイラン・イスラーム共和国の不変の立場を改めて強調した。

 同報道官は、イランの3島[アブー・ムーサー島、大トンブ島、小トンブ島を指す]についても声明を否定しつつ、イラン・イスラーム共和国のすべての措置は、国家としての主権行使、および領土保全の枠組みの中にあるとみなし、このことへの他国による干渉を非難した。

 ハティーブザーデ氏は、イラン・イスラーム共和国の核の成果と防衛力の維持および安定化を、自国の戦略的政策の内の一つとし、こうした声明がイラン・イスラーム共和国による核の平和的な技術的発展においては効果がないことを強調した。


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翻訳者:OH
記事ID:52936