アフマド・マスードからノウルーズのメッセージ 女子生徒のためにターリバーンを非難 ターリバーンとの戦闘「終結させた」

2022年03月25日付 Hamshahri 紙

 アフガニスタン国民抵抗戦線の指導者アフマド・マスード氏は、新年のメッセージの中で、国のウラマー(イスラーム法学者)らの決定により、ターリバーンとの戦闘を終結させたと発表した。

【ハムシャフリー電子版】BBCを引用したISNA(イラン学生通信)によると、アフガニスタン国民抵抗戦線の指導者アフマド・マスード氏はノウルーズ(イラン暦の新年行事)によせたメッセージで、女子校再開の許可を出さなかったターリバーンを非難し、ターリバーンは「嘘と偽り」によって生徒らを閉ざされた校門に向き合わせたと語った。

 さらに、マスード氏は「学問や知識を学びたいという意志、動機、希望があるならば、どんな独裁的・先制的な集団も、あなたの前に立ちはだかることはできない」と続けた。

 マスード氏はこのメッセージを昨夜、自身の公式フェイスブックアカウントに投稿。昨年[イラン暦1400年:西暦2021年〜22年]を「悪い年」とし、ターリバーンを「力で権力を奪取したことにより平和が失われた」と批難した。

 しかし、ターリバーン側は力による権力の掌握を否定している。ターリバーンは共和国の崩壊を体制内部からの瓦解と国民の戦争への疲れによるものだとし、その戦争を自らの手で終結させたと主張している。

 アフマド・マスード氏はこのメッセージの別の箇所で、「我々は国のウラマーらの決定により、ターリバーンとの戦闘を“終了”した」と強調している。


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翻訳者:KMMK
記事ID:53112