ブルサのジェムエヴィ、依然停電つづく

2022年04月02日付 Cumhuriyet 紙

アレヴィー文化協会ブルサ支部のジェムエヴィと遺体安置所が停電した。ネスィミ・ウチュレリトプラウ支部長は「我々も等しく市民権をもつという意味においては、この礼拝堂であるジェムエヴィの電気代は政府に支払っていただきたいと思う。」と述べた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は2月16日の閣議後、「NGOの電気契約形態は商業施設のステータスから住宅のステータスに変えられることになる。このため協会やワクフ、ジェムエヴィを含む商業施設のステータスで電気代を支払う組織の電気料金が大きく下がるだろう。」との発表を行った。

◾️発言したにも関わらず整備を行わなかった

この発表から1ヶ月半が経過したが、政府からは一切整備が行われなかった。アレヴィー文化協会ブルサ支部には3月21日の最後の支払日付の電気代2862リラが請求されたが、電気代が支払われなかったことで電気を止められた。
ネスィミ・ウチュレリトプラウ支部長は電気代について、ジェムエヴィが「単発的、一時的な商業施設」として分類されたために請求を支払わない決定を取ったと説明し、これに対して電気会社の上層部は正式な通知を一切出さずに最終支払日から1週間後、ジェムエヴィの電気を止めたと述べた。ウチュレリトプラウ支部長は以下のように発表した。

◾️「ジェムエヴィは商業施設でも店舗でもない」

「今日アレヴィー文化協会ブルサ支部のジェムエヴィと遺体安置所の電気が止められたと確認した。我々はこの電気代を理解しながらも抗議のために支払わなかった。なぜなら我々のジェムエヴィは商業施設でも店舗でもないからだ。モスクの電気代は政府によって支払われていると知っている。我々も等しく市民権をもつという意味においては、この礼拝施設であるジェムエヴィの電気代も政府に支払っていただきたい。
我々も我が国に喜んで税金を支払っているし、市民の義務を最後まで果たす。我が国の国民カードを敬意と尊厳をもって携帯しているし、このことを誇り高く思っている。しかし、政府がこの不正義にたいして必要なことを行うと期待していたものの、ジェムエヴィの停電は我々に一切正式に通知されなかった。我々には必要な連絡が行われず、突然切れたかのような状態に直面している。これは悲しい出来事だ。明日葬儀が行われるが、どうなるのかに関して関係機関に相談を行い、彼らの判断を待つ。」


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:53210