イラン内相、エマーム・レザー廟テロ事件の背景に言及(1)

2022年04月07日付 Hamshahri 紙

 イラン内相はマシュハドでのテロ事件の実行犯らは対処されると語り、「テロ事件のすべての要因やその背景にあった潮流は、調査によって完全に特定される」と述べた。

【ハムシャフリー電子版】ファールス通信によると、イランのアフマド・ヴァヒーディー内務大臣は本日木曜日(4月7日)朝、記者会見でエマーム・レザー廟での事件に触れ、「この事件は卑劣なテロ行為であり、勤勉で人々によく仕えた3人のモジャーヘド[訳注:聖戦士と訳されるが、本来は「神の道に勤しむ者」の意で武器を取って戦う者だけを意味するわけではない]が標的とされた。我々はこのテロ行為を激しく非難する」と語った。

 ヴァヒーディー内相はこのテロ事件で殉教した学僧の一人に哀悼の意を示し、「今回の苦い事件は、敵が偽善の流布から手を引いておらず、この傲慢な考えから生まれたテロ活動によって、聖なるラマダーン月に、最も神聖なる場所で、軽蔑すべき行為に及んだことを示している」と主張した。

 内相は、イスラーム国(IS)や別のテロ組織というのはこの傲慢な潮流が生み出したものであり、今日でも彼らの発想の根源にはこの思想潮流があると説明。「この盲目的潮流は西側諸国が作り上げたもので、この思想に染まった者は間違いなく、この思想を広めようとする人物や今回の犯罪の実行犯らと共に対処されることになる」と言及した。

 また、「今回の事件により、聖職者たちは常に奉仕の最前線に立ち続けていることで、敵の標的とされてきたし、現在も標的にされていることが示された。しかしその一方で、聖職者たちが現在でも強力な存在であることを意味し、我々はこのようなモジャーヘディーン[モジャーヘドの複数形]が我が国で活動していることを誇りに思う」と語った。

〜(2)に続く〜


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翻訳者:KMMK
記事ID:53263