セルビア「圧力に拘わらずロシア制裁に加わらず」

2022年04月20日付 Cumhuriyet 紙

セルビアは、自国に対する圧力が継続しているが、ロシア制裁に加わらない意思を示した。

ロシア・ウクライナ間の戦争開始以来中立を保っているセルビアの態度に、西洋の数か国が批判を集中させている。セルビアからロシアに対して新しいメッセージが届いた。

セルビアのアナ・ブルナビッチ首相は、セルビアはロシアに対する制裁を実行せず、ベオグラードはこの問題に関して外圧にも拘わらず制裁に反対し続けると述べた。

■「我々は原則に基づいた政策を継続する」

アナ・ブルナビッチ首相は、ロシアに対する制裁の問題に言及し、「これを断固として拒みたい。誰に対しても何も約束されておらず、合意に至ったことは何一つない。我々は政府が承認した国家安全保障評議会によって決定された原則的な態度を継続する」と述べた。

アナ・ブルナビッチ首相は、セルビアはウクライナの主権に敬意を示すとして、「我々はロシア連邦に対する制裁の実行に反対する。しかし、ウクライナの領土保全は尊重しており、この領土が大いに侵されていると認識している」と述べた。

■「我々はセルビアの利益を考えている」

ブルナビッチ首相は、セルビアの利益を最優先すると強調し、「我々の国を、我々の国民を守るために明確な政策をとる。セルビアのような小国を守る唯一のすべは国際法だ」と述べた。


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翻訳者:田原紗樹
記事ID:53298