ウクライナ:政府は、ファシズムを批判する動画のなかで、ヒトラー、ムッソリーニとともに昭和天皇の写真を使用したことを謝罪、写真を削除

2022年04月26日付 その他 - Alhurra 紙

■ウクライナが「ファシストたちの動画」を受けて日本に謝罪

【本チャンネルおよび翻訳:ワシントンDC】

ウクライナ政府は、ファシズムを批判する動画のなかで、アドルフ・ヒトラーとベニート・ムッソリーニの写真とともに第二次世界大戦期の天皇である昭和天皇の写真を掲載したことを受けて謝罪した。『ガーディアン』紙が伝えた。

ウクライナ関係者らは日本政府からの圧力を受け、昭和天皇を同動画から削除した。日本政府はロシアに経済制裁を科し、ウクライナに3億ドル(2億3500万ポンド)を借款として供与し、また難民数百人を受け入れた。

磯崎仁彦官房副長官は、「昭和天皇の写真が件の動画に掲載されていたことは「全くもって不適切であり極めて遺憾である」が、日本はウクライナへの支援を継続する」と述べた。

ウクライナ政府が4月1日にTwitterで拡散したその動画には、「ナチズムとファシズムは1945年に撲滅された」との表現が現れ、その背景には、第二次世界大戦期の3人の人物、つまりは日本の昭和天皇、ナチの指導者のアドルフ・ヒトラー、そしてイタリアの指導者であったベニート・ムッソリーニが映し出されていた。

ウクライナ政府は映像から昭和天皇の写真を削除し、「このような誤りを犯し、心からお詫び申し上げます」とツイートし、加えて「友好的な日本国民を侮辱するつもりはありませんでした」と述べた。

(後略)







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翻訳者:土屋伶斗・星野明里・水口笑華
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