パレスチナ:イスラエルがガザ地区からのミサイル攻撃をシミュレートした軍事演習を実施(1)

2022年05月01日付 al-Quds al-Arabi 紙

■占領政体がガザ地区やレバノンからのミサイル攻撃のほか、パレスチナの各都市や占領地内部からの攻撃をシミュレーションする軍事演習を実施

【ガザ:諸通信社】

パレスチナがラマダーン明けに攻撃を激化させるという治安上の懸念のなか、イスラエルは昨日日曜、明日火曜の午後から金曜の深夜まで、西岸地区とガザ地区を包括的に閉鎖すると発表した。

さらに(イスラエル)占領軍は、予定されている措置のなかに「西岸地区への軍事力の展開」、「ガザ地区につながる検問所・通行所の完全な閉鎖」が含まれていることを明らかにした。

イスラエルの「チャンネル12」のレポートによると、イスラエルの治安部門高官らはパレスチナ人の個人・集団による攻撃を懸念しており、ディゼンゴフ通りでの作戦と同様に、各入植地に対して、あるいはテルアビブ市で武装作戦が実施される可能性へ備えている。

同レポートによると、イスラエル軍の司令部は、エルサレム、ガザ地区、西岸地区、レバノン、ゴラン高原、シリア、イランにおいて警戒態勢を「様々な側面における最大限の準備状態」まで引き上げた。

一方イスラエル警察は同国内で祭典が行われている最中に状況が急転する可能性を注視しているという。

一方ハマースの指導者であるヤフヤー・スィンワール氏が一昨日に行った演説は、占領政体に衝突の発生に関する懸念を抱かせた。

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翻訳者:石川修伍
記事ID:53379