シリア:シャーム解放機構がジュヌード・シャーム指導者を捜索するためにイドリブ県内の複数拠点を襲撃

2021年07月16日付 その他 - al-Souria.net 紙

■シャーム解放機構がジュヌード・シャームのシーシャーニー指導者を捜索するためにイドリブ県内の複数拠点を襲撃

【スーリーヤ・ネット】

武装集団「ジュヌード・シャーム」の指導者であるムスリム・アブー・ワリード・シーシャーニー氏が音声録音のなかで明らかにしたところによると、「シャーム解放機構」は、ラタキア県郊外でチェチェン人戦闘員らの複数拠点を襲撃した。

2013年に結成されたジュヌード・シャームの戦闘員・司令官の多くはチェチェン出身である。

シャーム解放機構はここ数日以内に、ジュヌード・シャームの指導者であるムスリム・シーシャーニー氏に対して、シリア北部から退去する必要性を通知した。その原因や、想定される影響については現在のところ不明である。

一方今日金曜日、SNS上でジハーディストらが運用する複数のアカウントで、シーシャーニー氏によるものと思われる音声録音が公開された。

シーシャーニー氏はそのなかで、シャーム解放機構が同氏を捜索するために、ジャバル・トゥルクマーン地区にある複数の軍事拠点を襲撃したことを明らかにした。

さらに同氏によると、これらの襲撃は「シャーム解放機構がジュヌード・シャームに対し、自身が支配下に置いている地域から退去するために1週間の猶予を与えた」のちに実行されたものだという。

シリア北部でもっとも知られた外国人指導者のうちに数えられるシーシャーニー氏は、シャーム解放機構との間で問題が発生することを望んでいないとしつつ、現時点でそれを引き起こすつもりがないと付言した。

(後略)


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翻訳者:国際メディア情報センター
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