シリア:シリア・ファトワー委員会がシリア人避難民が避難先の国々で名前を変更することを禁止(2)

2022年06月16日付 その他 - Orient.net 紙

■シリアのイスラーム系委員会は外国で国籍を取得したシリア人が名前を変更することを禁止する声明を発表、「いくつかの特定の例外を除く」

【オリエント・ネット】

さらに同委員会は預言者ムハンマド(アッラーの祝福と平安あれ) について言及しつつ、彼が「複数の名前によって命名を行うことを奨励し、それを好み、そのうち最初のいくつかだけで自ら名乗ることを禁じた」ことを示した。さらに「これこそが、彼が同様の問題およびその取扱いに対していかに強い関心を持っていたかを示すものである」と続けた。

そして、「イスラーム教は人々がイスラーム教に改宗したのちであっても彼らの名前を保ち、たとえそれがアラビア語以外の言語で名付けられた名称であってもそれを変更しなかった」としつつ、「これが意味するところは、根源は名前の安定性にあり、たとえ宗教や国籍が変わったとしても、それを変えることはないということである」との見解を示した。一方イスラーム教は、「醜悪な名前、あるいはシャリーアに違反する名前」を変更することを認めてきたという。

同委員会はさらに、今日家系における重要な位置を占めている家族の名前(姓として知られるもの)の重要性を強調した。同時に次のように注記した。

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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:53668