リビア:解任された国営石油会社社長が国民統一政府とUAEの関係を暴露

2022年07月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国営石油会社の運営をめぐる深刻な争いにUAEが強行介入、反応がエスカレート

【トリポリ:本紙】

リビア政府と、国民統一政府が先日解任した国営石油会社(NOC)社長との対立がエスカレートしており、長時間の会見でNOC社長が異議を唱えるに至った。同氏はダバイバ氏がUAEと協力していると非難し、多くの疑わしい取引が明るみに出たと述べた。

NOCのムスタファー・サヌアッラー社長は会見で、国民統一政府は任期を終えており、NOCをもてあそんでいると述べた。また、UAEではこの期限切れの政府による複数の取引があると説明した。

さらに、UAEがダバイバ氏と同盟関係にあり、NOCを自身の道具のように使う可能性がある考えていると述べた。そして、NOCはリビア国民のものであり、ダバイバ一族のものではないと付け加えた。

また、ダバイバ氏がUAEを満足させ首相続投の保証を得るためにファラハート・ベン・グダーラ氏をNOCの社長に任命したと付け加え、UAEに年間6億ドルを提供しようとしていると説明した。そしてダバイバ政権は任期を終えており、いわゆる暫定政府であり、(単に)既成事実化した政府であることを強調した。

(後略)


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翻訳者:井上紗良
記事ID:53748