ジャナン・カフタンジュオール、政治活動禁止は「復讐のため」

2022年07月23日付 Cumhuriyet 紙

共和人民党(CHP)のジャナン・カフタンジュオールイスタンブル県連会長が政治活動禁止後に声明を発表した。カフタンジュオール県連会長は政治活動の禁止は公正発展党(AKP)がイスタンブル県地方選で敗北したためだと話した。

最高裁判所はCHPのジャナン・カフタンジュオールイスタンブル県連会長のCHP党員資格をはく奪し、その判決はCHP本部に伝えられたと報じられた。
CHPのジャナン・カフタンジュオールイスタンブル県連会長は最高裁判所より懲役4年11か月と判決が出され、スィリブリ刑務所に押送されたのち、保護観察処分のもと釈放された。

■「この人々のおかげで地方選挙に勝つ」

カフタンジュオール県連会長は政治活動禁止や大統領選、CHPの政策についてソズジュ紙のルハト・メンギ記者に話した。カフタンジュオール県連会長はイスタンブルの家々を回って市民の声を聴いたと話し、選挙には自信があったと述べた。カフタンジュオール県連会長は「選挙があって、ご覧のようにこの人々のおかげで地方選挙に勝つ。私は非常に自信があると話すし、私たちはともに成功するだろう。」と述べた。

■「政治的復讐である」

カフタンジュオール県連会長は彼らは訴訟によって脅迫しようとしていると述べ、「我が国でCHPの女性は絶えず訴訟によって脅迫されようとしており、法律がこのための手段を生み出すとしたら、その答えは一つだ。つまり政治的復讐である。あるいはこの人物か政党の政治をリスクと考え、(訴訟の)他の手段では止められないことを表している。」と語った。

■「火事場からどうにかして財産を盗み出せるかという感覚で行われる」

カフタンジュオール県連会長は自身に処された刑罰の背景にはAKPのイスタンブル県地方選の敗北があったと主張し、「国家の信条とは公正さである。公正さは政治思想や権力の観点、あるいは個人の意志によって形作ることはできない。法律は皆に平等に適用されなければならない一方で、AKP政権下に法律がそのように手段として利用されたことで大統領が簡単に『私が検察に指示を下した、(アンドリュー・)ブロンソンは出国させない』と述べることができる。もっとつらいことは司法を担う人員も、彼ら自身を王よりも強く君主制主義者のようなアプローチで、法律によってではなく『どんな判決を下したら宮殿は我々に怒るか、あるいは宮殿のご機嫌を取れるか』という理解に基づいて判決を下さなければいけなかったのだろうということだ。」と述べた。

カフタンジュオール県連会長は以下のように続けた。
「これを行われた人々が完全に消えるのを確かめて、火事場からどうにかして財産を盗み出せるかという感覚で行われる。これを確定しよう。第二に、6番目のテーブル(訳注:CHPをはじめとする野党連合の意)は政権のこのすべての事件や違法な措置についてプロセスが存在しない司法や法律にかかわらず実施する。」


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:53795