イランのサンタフェはいつ販売されるのか? 「レイラー」の価格予測~イラン・ホドロー社のクロスオーバーSUVの最新画像をご覧あれ~

2022年07月01日付 Hamshahri 紙

 イラン・ホドロー社は数日前、産業鉱山貿易相出席のもと、「レイラー」(※訳注1)という新型国産車の2回目のお披露目を行った。しかしながら、この製品はどの時期に、どのくらいの価格で市場に登場するのだろうか?

【ハムシャフリー電子版】テジャーラトニュースによると、イラン・ホドローは、「レイラー」という名のSUVを市場に投入する予定だ。同社は、これまでに2回、自社の新製品を発表してきた。「レイラー」はいつ販売されるのだろうか?

 レイラーのクロスオーバーSUVは未だ生産段階に至っておらず、3か月後に走行試験が始まる予定だと言われている。産業鉱山貿易相によれば、本製品の走行試験はシャフリーヴァル月〔西暦2022年8月23日~9月22日〕に実施され、別の試験は今年末〔西暦2023年3月20日〕までに結果がでる。そして最終的に、1402年〔西暦2023年3月21日からの1年〕の始め頃にはレイラーの生産と販売が可能になるとのことだ。

 また、セイエド・レザー・ファーテミーアミーン産業鉱山貿易相は、発表会にて「イラン・ホドローの『国産クロスオーバーSUV』は、ターラー(※訳注2)のプラットフォームを基にして開発されたものだ。」と述べた。

 レイラーは、プジョーシトロエン社のIKP1プラットフォームを基にして開発されたものであり、イラン・ホドロー社のホームページによると、主にマーザンダラーン州バーボル県にて生産されている。この自動車は、クロスオーバーSUVのBプラスセグメント〔車の分類で、コンパクトカーにあたる〕に分類され、プジョー2008や日産ジューク、シロトエンC3-XRと同じ型である。

※訳注1:「レイラー(Reira)はマーザンダラーン方言で「雨」を意味し、森林の緑を象徴する語。また、マーザンダラーン出身の著名な現代詩人ニーマー・ユーシージの代表作の名としても知られている。
※訳注2:イラン・ホドローの製造しているコンパクトセダン。グループPSA(かつてのプジョーシトロエン)のプラットフォームを利用している。





レイラー内部の写真撮影はなし!
 レイラーの発表会が開催されたが、報道関係者が自動車に近づいたり、内部の写真を撮ったりすることは許可されなかったとのことだ。

 発表会で「レイラー」をよく観察した結果、〔実際に量産される車と〕よく似たコンセプトカーであり、生産の最終段階に至って発売されるまでにはしばらく時間がかかりそうだ。

 また、イラン・ホドロー社についてのこれまでの実績を考慮すると、おそらくこの自動車の、発売されることになっている最終的な量産車は、今日お披露目されたプロトタイプとはいくらか違いがあるだろう。





レイラーの価格はいくら?
 未だ、本製品の価格は明らかになっていない。だが、以前イラン・ホドローのCEOは、レイラーは約6億トマーン(※訳注2)で販売されることになると発言していたのだ!ただ、この車についての説明からすると、工場出荷価格でもこの程度におさまるとは考えにくい。

 この製品とプジョー2008を比較する人もいるだろう。プジョー2008がおよそ10億トマーンであることを考慮すると、レイラーの価格も10億トマーンを下らないことは確実であり、10億トマーンから13億トマーンになると予想する人もいるだろう。

 ただし、自動車産業専門家のエマード・ジャファリーは、これに関し、「レイラーの価格は、6億トマーンから7億トマーンになる可能性がある」とも述べている。

※訳注3:1億トマーンは、約41.7万円(2022年7月30日現在)





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翻訳者:FKM
記事ID:53832