シリア:違法建築の倒壊事故

2022年09月08日付 al-Watan 紙

アレッポで11名が違法建築住宅の倒壊により死亡、うち3名は子供でさらなる犠牲者も見込まれる

【本紙:アレッポ】

昨日アレッポ市で、フィルドゥース地区の5階建ての建物が倒壊し、悲劇に見舞われた。それにより、3名の児童と6名の女性を含む、11名の死亡が記録された。瓦礫除去作業はそのニュースが準備された昨晩、継続中であった。

アレッポ県議会行政庁に属するクマイト・アースィー・シャイフ氏は、今も建物の瓦礫の下敷きになっている人たちが発見されることで、死傷者数が増加すると予想している。建物は、アレッポ市南東部に位置する下町のフィルドゥース地区で倒壊した。

アースィー氏は「ワタン」紙への声明で、民間防衛や消防、市議会に属する、建物の瓦礫除去の責任者たちが、男性と子供の2名を救助し、政府の大学病院へ搬送できたと指摘した。

同氏は、瓦礫の除去作業はその他の生存者を探すため、そして瓦礫の下敷きになっている全員の救助を目的に行われていると指摘した。同時に、市議会の公安委員会が、倒壊した建物によって悲劇が繰り返されることを危惧し、近隣の建物に住む住民を避難させたと強調した。

建物近隣の市民情報筋が「ワタン」紙に伝えたところによると、家族二組だけがその新築の違法建築に住んでいたものの、建物倒壊時には彼らのもとに来客があった模様である。


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翻訳者:萩原優太
記事ID:54029