パレスチナ:大統領府が昨今激化するイスラエル側の攻撃に関する公式声明を発表

2022年09月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■パレスチナ大統領府「イスラエルはパレスチナ人の生命を軽視している」

【ラーマッラー:DPA通信】

パレスチナ大統領府の公式スポークスマンであるナビール・アブー・ルディーナ氏は水曜日、イスラエルが「パレスチナの人々の生命を軽視しており、激化政策を継続することで治安と平穏を犯している」と述べた。

同氏は今日の報道発表で、「このイスラエルの危険なエスカレーションは、イスラームとキリスト教の聖地、ジェニン、あるいはパレスチナのその他の被占領地といったいずれの場所でなされるものであっても、イスラエルに正当性、安全、安定を与えるものではない」と述べた。

同氏はさらに、「イスラエルは依然として国際法外の国家である」としつつ、同国とアメリカ合衆国が「冷静と安定の維持を要求しながら、現場においてはパレスチナの人々、土地、聖地に対してあらゆる形態のエスカレーション、殺害、破壊を実行することによって信頼性を失った」とみなした。

今日(28日)、ヨルダン川西岸地区のジェニン難民キャンプを襲撃したイスラエル軍の発砲により3人のパレスチナ人が死亡し、11人が負傷した。

近年、前例のないかたちで緊張が高まっている状況下で、今年が始まって以来、ヨルダン川西岸地区で100人以上のパレスチナ人が死亡し、一方で同地区とイスラエル側の複数都市では約20人のイスラエル人が散発的な攻撃のなかで死亡した。


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翻訳者:加島由紀音
記事ID:54144