パレスチナ:イスラエル軍が今年初めから約5300人のパレスチナ人を逮捕

2022年10月17日付 al-Quds al-Arabi 紙

■占領軍は今年の初め以来、女性と子供を含む5300人のパレスチナ人を逮捕した

【ガザ:本紙】

パレスチナの捕虜協会は、占領軍(イスラエル軍)が今年2022年の初め以来、111人の女性と620人の子供を含む約5300人のパレスチナ人を逮捕したことを明らかにした。また、多くの捕虜に対する「即時処刑」の実行に加え、1610件の行政拘禁命令を発したことも明らかにした。

捕虜協会の新たな報告書では、逮捕件数に関しては2353件とエルサレム市が最も多く、その割合が最も高い4月には逮捕件数が1228件にも上ったことを明らかにした。また、捕虜協会は、「即時処刑」を伴った逮捕はここ数年と比較して最多であり、「集団処罰」行為における拷問や虐待行為は全ての町やキャンプで行われたことを強調した。

さらに、占領軍が捕虜やその家族の家で故意に最大限破壊し、大きな物的被害をもたらしたことを明らかにした。

また、行政拘禁はここ数年と比較して最も深刻であり、2022年8月には行政拘禁命令の発出件数が最も高い割合を示し、逮捕命令は272件に達したことを指摘した。さらに、9月末までに占領軍の刑務所内に収監されている被行政拘禁者の人数は、約800人に達したことも指摘した。


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翻訳者:山崎陽生
記事ID:54266