オマーン:持続可能な経済成長の達成を目指した標準化への取り組み

2022年10月15日付 Al-Ahram 紙
オマーン国
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■オマーン国は全ての分野で約2万6000の標準仕様を遂行

【n.p.:諸通信社】

オマーンは商工業投資推進省が中心となって、世界の国々と毎年10月14日に行われる世界標準化デーの祝典に参加する。「持続可能な開発目標(SDGs)達成のための標準仕様-より良い世界のための共通のビジョン」というスローガンのもと、国際標準化機構(ISO)は、持続可能な開発のための2030アジェンダを達成する上で、標準仕様化の影響力を一層大きくするべく取り組んでいる。

「商工業投資促進省は、持続的な経済成長に貢献するSDGsの達成を目指してこれまでに、燃料電池自動車(燃料電池車・FCV)のオマーン独自の標準仕様、冷凍システムとヒートポンプの安全性および環境に関する国際規格の採用、家電製品のエネルギー消費効率に関するオマーン仕様の公表など、さまざまな分野で多くのオマーン仕様を広めてきた」とオマーン通信社は伝えた。

商工業投資促進省、標準計量局のナディア・ビント・ムハンマド・スィヤービーヤ仕様部長は、「同省はすべての分野で約2万6000の標準仕様を遂行している。標準仕様は、環境と消費者の健康や安全の保全に加え、品質基準を満たす製品の保証、電気・電子製品のエネルギー効率の確保、廃棄物の削減、エシカル消費を実現するための方法である」と説明した。

そして、「これらの標準仕様は、官民連携のもとで整備された。オマーンは国際および地域の標準化団体に加盟することでさまざまな恩恵を受けている」と指摘した。


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翻訳者:原実都姫
記事ID:54271