スーダン:軍事政権との和解を拒否し弾圧行為を非難するデモ

2022年10月21日付 al-Quds al-Arabi 紙
■数千人のスーダン人が軍部との和解を拒否するデモ…治安当局による弾圧行為を告発

【ハルツーム:本紙】

スーダンの首都ハルツームほか諸都市で、何千人もの抗議者が非組織的なデモに参加した。デモは昨年10月25日のクーデターの指導部との和解を拒否し、民主的な文民政権を要求した。

スーダン中央医師委員会は、治安部隊が最新のデモの最中に再び銃弾を用いたことを非難した。また平和的な抗議者への弾圧の長期化に対して警告し、いかなる侵害行為の犯人も法の裁きからは逃れられないと強調した。

当委員会は声明のなかで「平和主義はクーデター政府に対抗するスーダン人の武器であり続けるだろう」と述べ、市民の保護を委ねられた政府軍を、デモ参加者の弾圧に関与したとして非難した。

昨日デモは「抵抗委員会調整役」の呼びかけに応じて国内諸都市で行われた。当委員会は公共の広場で金曜礼拝を行うことや、国内全域で非組織的なデモを開始することを呼びかけた。

群衆による「和解の拒否」は、1964年の10月21日革命の記念日と同日に起こった。これは同国における最初の軍事クーデターを主導した元スーダン大統領イブラーヒーム・アッブード政権を打倒した革命である。

当局は抗議活動に先んじてハルツームとバフリの二都市をつなぐエル=メク・ニムル橋を封鎖し、一方で治安部隊は残りの橋やいくつかの主要な道路において検問活動を実施した。

(後略)


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翻訳者:中嶋甘奈
記事ID:54296