攻撃偵察ドローンバイラクタール TB2、ポーランドに引き渡し完了

2022年10月28日付 Milliyet 紙

バイカル社のセルチュク・バイラクタールCEOは、SAHAエキスポの防衛・航空フェアで発表を行った。バイラクタール氏は、NATO諸国に対するTB2の初回納品を完了し、使用準備が整ったと述べた。

バイカル社は、昨年ポーランドとの間で無人航空機・バイラクタールTB2の輸出について合意した。ポーランドはバイラクタールTB2を24機購入し、欧州・NATO諸国の中で最初にトルコ製無人航空機を使用する国となった。セルチュク・バイラクタール氏の発言は次の通りだ。

当社が世界の無人航空機の中で最高レベルのものを製造したということが世界に受け入れられた。我々が生産を目標としている、自己資本で作り上げたプラットフォームであり軍用航空機を網羅したKIZILELMAの飛行に向けた準備を進めている。

バイカル社の戦略的協働の枠内でなされた合意がある。フェアの中では、我が国の防衛産業の到達点という観点では、これほど大きな需要があったということは本当に国家の名にとって名誉なことだ。我々が生きるこの時代は我が国にとって試金石になっており、危機を評するならば我が国がこれほど地政学的に、また戦略的な意味で重要性を持っていることは、我が民族にとっても特に誇り高いことだ。他の市民セクターでも我々の若者、技術企業が成功をおさめるだろう。

■大きな需要があると考えている

軍が参加したことも注意を惹いた。世界で多くの安全保障面での危機が発生していることは、我が国がどれほど重要な役割を担うかに繋がっている。技術の発展という観点、またある意味世界中に示されるという観点からも、そのような理由で大きな需要があると言える。

防衛産業はとても重要なセクターだ。防衛産業から他の市民セクターへ、技術を移転させることが目標だ。

バイカル社の20年間にわたる無人航空機分野での冒険では、総売上の75%近くが輸出されており、昨年は98%が輸出された。今日までに5カ国との間でAKINCIの輸出について合意した。KIZILELMAはこれより少ないが、大国から注文を受けている。自社の株式のみを用いて、他とは独立した形のプログラムを推進している。

無人航空機業界の中で我々の最初の目玉商品はバイラクタールTB2だ。業界の中でとても重要な位置にいる。パラダイムシフトを引き起こす最も重要な要素となった。ナゴルノ・カラバフ、シリア、リビア、ウクライナでの活躍は世界の注目を集めている。無人航空機が勝利に貢献した初めての戦闘をトルコ軍が勝利したということは世界の歴史に残った。我々はバイラクタールTB3とKIZILELMAの鋭意改良中だ。戦闘の歴史に革命を起こし、歴史に名を残そう。

我々はトルコの、そして特に航空業界の未来である無人航空機で世界に波を引き起こしていると言える。我が国は世界で先行している3カ国のうちの1つだ。トルコ国軍は、この分野の専門家として世界一と言える。この競争では、継続的なイノベーションによって優位に立ち続けられる。あらゆる失敗や遅延がこの競争に敗れる理由となりうる。

自国技術を発展させたトルコの狙いでTEKNOFESTを開催した。将来ハイテクを発展させるという夢を抱いている。自らの試みを立ち上げ、世界に波を起こす技術を立ち上げることは我々に誇りを与えてくれる。

今日ポーランドへの譲渡を行った。初期システムの譲渡を行った。ポーランドの防衛大臣は「バイラクタールを心待ちにしている」とSNS上で表明した。我々は任務に対する準備を整えた。譲渡を完了した。


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:54350