シリア:ISISの細胞への攻撃の前段階として、ダルアー県で夜間外出禁止令を発令

2022年10月31日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ダルアー県における夜間外出禁止令とシリア南部のISIS細胞に対する治安作戦

【ダマスカス:本紙】

日曜日の夜、地元小隊はダルアー県に夜間外出禁止令を課した。一方で、地元大隊の参加を得て、軍事治安支部傘下の増援部隊がダルアー地域に到着した。これは、地域に広がっているISISの細胞に対する治安作戦と襲撃・捜索活動の前段階として実施された。

ローカル・ニュース・ネット「ホーラン・フリー・リーグ(Horan Free League)」のメンバーである、ユースフ・ムスリフ氏は、本紙への発表の中で、第 8 旅団の増援軍には、軍事治安旅団の管理下に置かれており、和解の対象となっているダルアー県の人々が含まれており、 地域住民との調整を経てダルアー県に入ったと述べた。これは、ダルアー県西部の田園地帯の複数の武装勢力の参加を得て行われたが、同県内にてISIS細胞を標的とする軍事作戦を開始するためである。

ムスリフ氏は、「地元小隊は襲撃と捜索活動に備えてダルアー県地区で夜間外出全面禁止令を表明した。特に自由軍の元指導者であるガッサーン・アクラム・アバーズィード氏の家への爆撃作戦をうけて、ISISに所属している疑いがかかっている指名手配者らを捜索することが目的である」と述べた。また、「ISISのメンバーの1人が、同指導者が一部の親戚や隣人と一緒にいた宿に侵入したうえで、この爆撃作戦を実行したが、この爆撃により4人の民間人が死亡し、指導者のガサーンを含む5人が負傷した」と述べた。

(後略)


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翻訳者:浪内 紫雲
記事ID:54366