電子政府に新時代

2023年01月02日付 Cumhuriyet 紙

フアト・オクタイ副大統領は、電子政府に「デジタルID」を導入すると発表した。

オクタイ副大統領は、大統領府で行われた「デジタル・トルコ2023」の第1回会議に出席した。オクタイ副大統領は、約6200万人の国民によって積極的に利用されている電子政府ゲートは、トルコのデジタル面[の進展]と名誉である。私たちトルコ国民は、電子政府のインターネットサイト上でもしくはスマートフォン上で約7000種のサービスを常時世界のどこからでも受けることができる。電子政府は、今までに36億回95%の満足度で利用されている。」と話した。

■新たな利便性の扉を求めている

オクタイ副大統領は、全てのデジタル公共サービスを利用者により使いやすい状態にしようと努めたと述べ、「この中で、ある分野の全てのサービスを1画面で提供する統合サービスのうち、『住民登録』、『職歴』、『大巡礼・小巡礼手続』に大きな需要がある。

「兵役」という統合サービスも2023年第1四半期中に電子政府ゲート上に提供される予定である。このように兵役期間前、登録期間、動員期間、予備役期間を含む全ての兵役プロセスを含んだ手続きが、電子政府で完結される。電子政府の新時代となるブロックチェーンに基づいたログインシステムであるデジタルIDを導入する。電子決済の導入の中で使用されるログインシステムと国民ブロックチェーンネットで構成されるデジタルIDによって電子政府にログインできる。

オンライン電子政府からオフライン電子政府への移行、つまり利用者の点からデジタル情報が携帯電話上で安全な形で保存されるシステムに向けての転換の第一歩を、今日講じるこの作業が発展し、新しい利便性の扉を求めていくことになるだろう。」と述べた。

■国家組織中央登録システム(DETSİS)

オクタイ副大統領は、自治体及び実業界をも含むデジタル・サービスの数を連日増やしていると述べ、「データ共有を、今日まだ遂げていない自治体と実業界が細心の注意を払って速やかに行うことを期待している。そうでないと、国民の利便性のため行政が介入することで速度を早めることになってしまう。これと共に、利用者の情報の安全性増すため、重要な手段である2段階認証によるログインを普及させている。

多くの国より先行して初めている電子政府作業同様に、「グリーン電子政府」の作業も環境と気候に配慮した作業を続けている。これらに加え、公的機関の中央、地方、国外にある分所にデジタルID利用を可能とする国家中央登録システムの利用を可能とした」と語った。


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翻訳者:新井慧
記事ID:54755