シオニズム:「過激派」の第6次ネタニヤフ政権がもたらす危機と国際社会の反応(3)

2023年01月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルの歴史上最も過激な政権がもたらす危機!

【アブドゥッラー・ハリーファ・シャーイジー:本紙】

バイデン大統領は「イランの脅威や中東和平プロセスの進展など、中東地域が直面する挑戦に立ち向かい、また機会を実現するために、ネタニヤフ首相と協働すること」への期待を表明した。またベン・グヴィル氏によるアル=アクサー・モスクの中庭への襲撃に対する非難は広範にわたったにもかかわらず、米政府からモスクへの襲撃および冒涜に対する公かつ明確な非難がなかったことは衝撃的であった。国家安全保障会議のスポークスパーソンは以下のようにコメントした。「米国は現状維持を支持する。またエルサレムの聖地における現状の維持を強く支持しており、いかなる一方的行為も現状を打ち壊すものである」。

米国はネタニヤフ首相に対し、聖地における現状を維持するよう呼び掛けている。駐エルサレム米大使については、ネタニヤフ首相に聖地の地位の現状に関する公約を遵守するよう求めた。バイデン政権は、聖地における現状を損ない得るいかなる措置に反対している。

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翻訳者:中嶋甘奈
記事ID:54782