ウクライナ:ロシアがソレダル制圧を宣言 ウクライナ側は抵抗中と主張

2023年01月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ウクライナ:ソレダル近郊で激しい戦いが続く…ロシア側は捕虜交換の合意を否定する

【ロンドン:本紙、諸通信社】

ウクライナ東部の町ソレダル近郊では、昨日も激しい戦いが続き、ウクライナ軍は状況を「困難」と表現した。

ウクライナ国防省ハンナ・マリャル国防次官は記者会見で、「ウクライナ軍は東部ソレダルで戦いを続けているが、ロシア軍との激しい戦闘で状況は困難である」と認めた。そのうえで「ソレダルでは今日(木曜日)も依然として熾烈な戦いが続いている。厳しい状況だがウクライナ軍は勇敢に防衛を続けている」と述べた。

水曜日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創始者エフゲニー・プリゴジン氏は、自社の舞台が激しい戦闘の末、ソレダルを掌握したと主張したが、ロシア国防省とキエフはこれを否定。戦闘は続いているという。しかしクレムリンは木曜日、「ワグネル」の戦士たちの「偉業」と「英雄的行為」を称賛した。

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「われわれにはまだしなければならないことが多く残っている」と述べた。

ロシア国防省が木曜日に発表したウクライナ東部の地図には、ソレダルはロシア軍の支配下を示す赤い色のエリアには含まれていない。

(後略)


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翻訳者:朝比奈優有
記事ID:54804