初の大西洋横断に挑むバシャク・ミレリさん

2023年01月16日付 Cumhuriyet 紙

セーリングというスポーツを愛するバシャク・ミレリさんは、大西洋をヨットで横断する初めてのトルコ人女性になるための準備をしている。

セーリングというスポーツを愛するバシャク・ミレリさんは、13歳から海にいる。優秀な学生として質の高い教育を受け、素晴らしい経歴を作ってきたミレリ選手は、仕事以外の全ての時間と稼いだすべてのお金をセーリングにつぎ込んできた。45歳になった時、「私は、人生を海の上で過ごしたい。」と言って世界ツアーに参加することを決めた。

多くの訓練を受けて、夫と一緒に5年かかる世界ツアーを始めたミレリさんを私たちはカナリア諸島で捉えた。ミレリさんは、12月中旬に大西洋をたった一人でヨットで横断する初めてのトルコ人女性となるための準備している。

■仕事はもうたくさん

ミレリ選手の物語を彼女自身から聞いてみよう。

「体育教師の母が13歳の時に私をフェネルバフチェ[・クラブ]のセーリング部門に連れていった。高校までセーリングをやっていた。その後、大学入試の準備をした。中東工科大学に合格した。心理学と社会学のダブルメジャーだった。アンカラではセーリングから離れざるを得なかった。大学生活では、登山やトレッキングといったスポーツに熱中した。大学卒業後、映画・テレビの修士課程のためにイスタンブルに来た。一定期間アシスタントディレクターを務めた後、外資系企業のマーケティング部門で働いた。本当に飽きるまで。」

バシャク・ミレリさんは、中東工科大学で心理学と社会学を学んだ。卒業後、外資系企業で「ホワイトカラー」として20年を過ごした。しかし、どんな力も彼女に子供の頃に知り合ったセーリングというスポーツをあきらめさせることはできなかった。夫と世界ツアーに参加しているミレリさんは、12月に大西洋をヨットで単独横断するまで、20マイルのところまで来ている。


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翻訳者:新井慧
記事ID:54828