文化観光省、地震地域の博物館の状況を報告

2023年02月09日付 Cumhuriyet 紙

文化財・博物館総局は、地震発生地域の博物館と史跡の状況を報告した。

文化財・博物館総局の報告によると、カフラマンマラシュを震源とする地震の発生後、文化観光省により直ちにスタッフの健康状態、博物館と史跡の安全性、博物館の建物と展示品の状態の確認、そして文化財の保全のため必要な調査が実行された。

地震の影響を受けたガズィアンテプ、シャンルウルファ、キリス、オスマニイェ、ディヤルバクル、アダナの博物館ではいかなる被害も発生しなかったとし、次の情報が報告された。

「カフラマンマラシュ、エルビスタン、アドゥヤマン、マラトゥヤの各博物館では、わずかなひび割れの他に損傷はなかった。博物館の収蔵品への重大な被害は確認されていない。これに加えて、周辺の建物が危険な状態にある可能性を考慮し、カフラマンマラシュ博物館の移動可能な収蔵品は安全な博物館に輸送された。」

■「カメラシステムが実装された」

「ハタイ考古学博物館の一部では被害が発生した。文化観光省はハタイ考古学博物館に対し、緊急時行動計画に従い、最も迅速で包括的な人員増強を行った。さらに、停電による安全性の低下を防ぐため、博物館に太陽光発電によるカメラシステムが設置された。」

■「安全な状態であり、コントロール下にある」

声明によれば、世界遺産であるマラトゥヤのアルスランテペ遺跡で土壁からわずかな滑りと、一時的な屋根の覆いの所々で崩落が確認されたが、この場所に重大な被害はなかった。また、ディヤルバクルの城壁の限られた部分でわずかな崩落があり、ディヤルバクルのスリチにある聖ジョージ協会の入り口で小さなに崩落があったと明らかにされた。

また、「シャンルウルファのギョベクリテペ遺跡やアドゥヤマンのネムルトゥ山といった他の世界遺産地域では被害は確認されていない」との情報が伝えられ、ガズィアンテプ城やマラトゥヤイェニモスクを始め、省との関係の有無にかかわらず、これらの都市にある登録された史跡や博物館で発生した被害に関する詳細な調査が続いていると強調された。


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翻訳者:小鉄礼子
記事ID:54975