コンヤの農民、移転先新築住宅を地震被害者に提供

2023年02月22日付 Milliyet 紙

コンヤ県のハディム郡デデムリ地区はボズクル・ダム建設に伴い水没する。デデムリ地区住民のために建設された428の住宅中72軒の人たちは、まだ住んでいない住宅を地震被災者のために無償で提供した。

「私たちのこれらの傷が癒えるのには長い時間がかかるでしょう。それとも癒えることはないのかもしれませんし、傷跡が残るでしょう。村人をアッラーが嘉みしますように。彼らは私たちが自分の家族に助けを求めさせるような状況にせず、本当に私たちを支援している。家々は素晴らしいつくりで、中にさえ入っていないようです。私たちが到着するまでに絨毯から家具まで用意してくださいました。ボランティアの方々や自治体職員達が私たちに足りないものを提供してくれました」と言った。

■「コンヤで家賃を法外な価格に設定する業者に最大10万リラの罰金」

一方で、地震発生後、被災地の家族らの移住先の一つであるコンヤでは、家賃を法外な価格に設定する不動産業者や家主に、最大10万リラの罰金が科されることになる。

コンヤ県商務局はこれに受け取り組みを開始した。県商務局は食料品、おむつ、掃除用品、家賃の不当な価格設定に関する苦情を受けて調査を行い、調査書をまとめている。作成された調査書は商務局の不当価格審査委員会に提出される。委員会で値上げが不当であると認められた場合、これらの人々に最大10万リラの罰金が科されることになる。

一部のウェブサイトの新しい賃貸広告は震災直後に掲載されたと見られている。ある広告などでは、同地域で、2部屋+1リビングのアパートが2850リラで、1部屋+1 リビングのアパートが6000(約4万3384円)リラに家賃が設定されているのが目を引く。不動産専 門家によれば、一部の地区では、家賃5000リラだった住宅は7000リラに、7000リラの住宅がは1万リラ(約7万2306円)にまで上昇していることがわかったという。


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翻訳者:芝田幸恵
記事ID:55098