礼拝用絨毯を踏んだクルチダルオール氏、謝罪

2023年04月01日付 Cumhuriyet 紙

共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、礼拝用絨毯の上に立っている写真がソーシャルメディアを騒がせたことを受け、声明を発表した。クルチダルオール氏は、「礼拝用絨毯に気づかず残念だ、誠に申し訳ない」と述べた。

公正発展党(AKP)のハムザ・ダー副党首は、CHP党首ならびに国民同盟の共同大統領候補のケマル・クルチダルオールが礼拝用絨毯の上に立っている写真をシェアして、「あなたが靴で踏んでいる所は、ムスリムがサジダ[注:額を地に付ける平伏叩頭姿勢]するときに使う礼拝用絨毯です」とコメントした。

■「気づかず誠に申し訳ない…」

クルチダルオールCHP党首は、問題の写真についてソーシャルメディアアカウントで声明を発表した。

「礼拝用絨毯に気づかず残念です、誠に申し訳ありません」と弁明したクルチダルオール氏は、問題の投稿について次のように述べた。

「私は世界の誰も傷つけたくありません、ましてや自分の国は絶対にです。ここから善意を悪用する者たちや彼らが使うプロパガンダの道具については、国民の良心に委ねます。」

■CHPから声明

クルチダルオール氏がAKP支持者の標的になったことを受けて、CHPより声明が出された。

声明では、「写真撮影時の混雑や写真撮影を希望される方が殺到したため、床に敷かれていた礼拝用絨毯に気がつくことができませんでした。党首および県支部長がこのような状況に対して敏感であることは誰もが知っているところであり、このような残念な事態が発生したことに対し、大変遺憾に思っていることを申し上げます」と述べられた。


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翻訳者:安井 悠
記事ID:55346