国民同盟は、39県で476名の議員を出し、最大の議席を獲得することを目標としている。この選挙戦略で、「30名の議員をさらに出す」と述べられている。善良党は、15県で共和人民党とともに「ジッパーリスト」を用意することが見込まれている。党員らは、「国民は統一リストを歓迎するだろう」と述べている。　

改正選挙法にともない、「最も多く議員を輩出するために異なる計画を模索する」国民同盟は、各政党が別のリストで選挙に出る方法の代わりとして、統一リストを話題とした。国民同盟は、「議院内閣制への最速の移行」のために国会で400人の議員の必要性を明らかにしている。

同盟がこの鍵となる計画を実現することを目標として、共和人民党は、他の5つの政党が共和人民党のリストで選挙戦を出ることを提案した。善良党は、この提案に傾いていないことを述べ、舞台裏では最後の日まであらゆる変更が生じうると噂されている。

国民同盟は、以前は議員が選出された数が２～５名の合わせて42の県で、統一リストによって、残る県と30の広域市においては、自身のリストによって選挙に臨むことを目標としていた。しかし、話題に上った統一候補リスト計画では、合わせて476名の議員を出す39の県に焦点を合わせている。党員らは、統一リスト計画にともない、「6野党連合に属する政党は、党同士で（選挙戦を）争うのではなく、民主同盟や労働自由連合の擁立する候補リストと直接的に争うことになる」と述べている。

■ 共通のシナリオ

善良党が統一候補リストに入らないシナリオでは、「野党連合の5党が単一のリストで選挙に臨み、連合は、30名ほど多く議員を輩出できるだろう」と述べられている。以前は、10の県で「ジッパー」方式で妥協したと明かした共和人民党と善良党も譲歩するにいたった県では、選挙はこの方式で勝利することが目標であると言われている、「2党が譲歩したジッパーリストでの県の数は15に増えるかもしれない」とも話し合われている。

他方で、党員たちは、統一リストに対して持ち出された「保守的な有権者は、共和人民党を好まない」議論に関しても、「調査では、支持基盤の人々は、ケマル氏を熱心に見ており、それゆえ、投票するに際しては、問題とならないだろうと見た。統一リストも歓迎するだろう」との評価している。