イスラエル:パレスチナの「尊厳の蜂起」を食い止めるための勧告

2023年04月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

「地域の非団結」のためのイスラエルの勧告の籠と「壁の守護者(作戦)」によって繰り返される尊厳の蜂起

【ナザレ:本紙】

シオニスト戦略・国家安全保障研究所の所長であり、元国家安全保障顧問のメイア・ベン・シャバット氏は2021年5月の尊厳の蜂起のシナリオが繰り返されないよう、いくつかの勧告を提示して「レッドライン」の設置をイスラエルに訴えている。

 同氏は、ヘブライ語チャンネル12のウェブサイトで報道された記事で、複数の面で同時に彼が直面した一連の安全保障に関する出来事には、内部での深刻な危機と、外部での諸関係が緊迫する中、その背景に複数の側面があったと述べた。不信感や不安定性の認識が増大しているといったことすべてが、何よりも事態を整序し、事態が沈静化したという趣旨のメッセージを広めることを政府に課している。

 同氏はまた、占領や複数の犯罪行為を度外視して、今回も、2021年の「壁の守護者(作戦)」の闘いで起こったことのようなものだと述べている。同氏によれば、扇動とは「テロリズムの波」を助長するものであり、アルアクサ・モスクの聖域周辺で、特にラマダーン月の間に起こっている。「テロリズム」を支持する空気のなかで高まったものは、それに貢献し成果を上げた活動に起因する勢いであり、つまりは対イスラエル抗争におけるパートナーシップの意識、そしてイスラエル側が弱く、内部分裂が起き混乱しているとして描写することであると同氏は主張している。

(後略)


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翻訳者:宮元万緒
記事ID:55395