クルチダルオール、投票のための帰郷へのサポートキャンペーンに支持

2023年04月29日付 Cumhuriyet 紙
国民同盟の大統領候補で共和人民党(CHP)党首のケマル・クルチダルオール氏は、住民票がある街に行き、投票をしたい学生たちに対して、バスのチケットを支給するために開始した「民主主義のチケット」キャンペーンをSNSに投稿し、支援の呼びかけを行った。

共和人民党党首で国民同盟の大統領候補であるケマル・クルチダルオール氏は、ツイッター上で発信したメッセージによって民主主義のチケット適用に対して支持をするよう呼びかけをした。

クルチダルオール氏は、共和人民党青年支部のゲンチオスマン・キルリク氏の「民主主義のチケットは、(投票に行くのが)不可能だと言われた若者たちが、投票できるようにと生まれたキャンペーンです。投票先ではなく、投票をすることを重視しています。なぜなら、私たちは、最も正しい選択をすると知っています。1票の差でそれに値する未来を作れます。#DeğişimSeninElinde」の呼びかけについて、次のように述べた。


■「バスチケットは高騰している..」

「住民票がある街に投票に行きたいという学生が何千人もいるが、バスのチケットが高騰している。あなたが、民主主義のチケットキャンペーンで学生を支援することができる。1回の寄付が1枚のチケットとなる。さあ、トルコに投票箱から一緒に変革をもたらそう!」

■何が起こったのか?

共和人民党の青年支部は、居住地と異なる場所にいる大学生が投票できるようにすることを目的として「民主主義チケット」のキャンペーンを開始した。

共和人民党青年支部長のゲンチオスマン・キリク氏は、記者会見で、学生が住民票の問題なく投票できるようにするために開始した「民主主義チケット」のキャンペーンについて説明をした。

■政権与党は、若者が誰に票を投じないか、よく分かっている

キリリク氏は、開始したキャンペーンの必要性の理由について、次のとおり説明した。

「政府は、若者、特に教育を受けた若者を恐れている。大学の文化、学生の考えや勇気を恐れている。若者が望めばすべてが変わり、若者が自由であり続ければトルコが発展することを知っている。そして、彼らが恐れていることが現実になる」

「これらすべての目的はただ一つだ。若者を投票箱から遠ざけることである。なぜなら、彼ら(政権与党)は若者が誰に投票しないかよく知っている」とキリク氏は言い、学生は経済的に困難な状況にあり、住民票のある都市以外にいる学生の経済力ではバスのチケット代を購入するほどの経済的余裕がないと述べた。

■「自身を支持する有権者や、知り合いのためだけに行っているわけではない」

キリク氏は、開始されたキャンペーンが、本日から実施される予定だと述べ、「5月14日に実施される選挙で、住民票がある都市に行って投票するという経済的な壁を取り払うため、本日よりTÜLOVと共同で『民主主義のチケット』キャンペーンを実施する。このキャンペーンによる私たちの目標は、すべての若者が投票所に行き、その意志を表明する機会を与えることである。政府が若者を投票所から遠ざけようとしているのに対して、私たちは若者を投票所に連れて行く。私たちは、この運動をリードできることを誇りに、光栄に思う。私たちが最も嬉しく感じていることのひとつは、このキャンペーンを党員のために行っているのではないということである。私たちは、自分たちを支持する有権者や、知り合いのためだけでなく、「私には投票権がある、私の国の未来のために言いたいことがある」と言うすべての人のために、このキャンペーンを行う」と話した。

■寄付でキャンペーンをサポートすることができる

キリック氏は、このキャンペーンは寄付によって支援できると述べ、500TL以上の寄付はdemocrasibilet.orgのサイト上もしくは、またはIBANを使って直接行うことができると述べた。このキャンペーンを使いたい学生は、電子政府 e-devlet 上で取得した学生証をシステムにアップロードし、投票に行く県を選択するだけで手続きは完了する。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:関颯太
記事ID:55506