政治アナリスト イスラームからの逸脱の代償として票を集めようとする人たちが存在

2023年04月23日付 Jam-e Jam 紙

 ある政治問題に関するアナリストは、イスラームからの逸脱の代償として票を集めようとする人たちが存在すると強調し、「票を得たい一部の人たちのために我々が国民の幸福と未来を犠牲にするのは非常によくないことです」と述べた。

【ジャーメ・ジャム電子版】政治問題のアナリストであるモハンマドジャヴァード・ラーリージャーニー氏はテレビ番組『ノンストップ』(IRIBTV3の番組)で次のように述べた。「我々の友人の中には、改革を進めていく中で、問題の表面的な部分だけを解決することで政治的悪用を目論んでいる人たちがいます」。

 同氏は次のように続けた「最近改革派の新聞の一つで、我々は社会的現実を見るべきだ、と書かれた記事を見ました。そうですね、社会的現実を見るということは、例えば我々が病気にかかって医者に診てもらう時、病気の原因を否定したり自分で処方箋を書いたりするのではなく、自分の痛みを医者に説明するということです」。

 同氏はさらに続けた。「残念なことに、一部の友人は安全保障上の問題に対する全面的な複合的攻撃、特に最近の騒動などの社会的現実を見ていません」。

 ラーリージャーニー氏は次のように説明した。「最近の騒動はイスラーム共和国に多大なる貢献をしました。つまり、我が国は多くの損害も被りましたが、覆いを外してみるとデモの外見的要求はヘジャーブ問題であるものの、その中身はテロと国境を越えた暴力なのだということを示したのです。社会的現実とはこういうことです」。

 同氏はさらに付け加えた。「通りに出て、ヘジャーブを着用していない少女や少年を見かけ、それを社会的現実として受け入れるというのは、社会的現実を見ていないということになります。なぜなら、社会的現実には適切な分析が必要となるからです」。

 ラーリージャーニー氏は次のように述べた。「残念なことに一部の政治家はイスラームからの逸脱を口実として票を集めようとしています。票を得たい一部の人たちのために我々が国民の幸福と未来を犠牲にするのは非常に良くないことです。票を得られなかったのは仕方のないことでしょう」。


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翻訳者:OM
記事ID:55532