エルドアン大統領、選挙前に最低賃金引上げ発表

2023年05月04日付 Milliyet 紙

ギレスンで演説を行ったエルドアン大統領は、7月に労働者と年金受給者の給与で調整を行うと述べた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ギレスンで開催された選挙集会で重要な発表を行った。

エルドアンの演説の要旨は次のとおりであった。

「私は皆さんに心からの気持ちと親愛をこめて挨拶いたします。私たちのギレスンとトルコへの熱い気持ちは私たちが息途絶えるまで続くでしょう。ギレスンが私たちとともにあれば、アッラーのお認めにより私たちはすべての障害を克服するでしょう。

■ギレスンはカンディルの支持者とその勢力圏を狭める

ギレスンはかつて、ポントゥスの[ギリシャ系]武装集団とその勢力圏を狭めました。今日ギレスンはカンディル[イラクにあるPKK本部]の支持者とその勢力圏を狭めるでしょう。玉ねぎかジャガイモみたいなもののためにリーダーを犠牲にしないでしょう。ギレスンはかつて、[オスマン帝国の君主である]ユルドゥルム[・バヤズィト一世]とファーティヒ[・メフメト二世]の信頼を地に落とさなかった。今日、ギレスンは私たちの英雄の残したものをしっかり保護します。ギレスンはかつて、[欧米列強の]委任と保護計画を破棄しました。

■彼らは再び私たちの都市を血で染める

5月14日は非常に重要であります。投票するだけでは不十分です。あなたはあなたの配偶者と友人を投票所に連れて行き、彼らに私たちに投票させることが必要です。そうでなければ、抑えていたテロリストが戻ってきてこの国を悩ませ、ギュレン派テロ組織の裏切り者は子供たちを再びあなたから連れ去ります。激しい闘争の後、われわれが足場を排除した帝国主義者がやって来て、われわれを再び彼らに依存させます。彼らはこのことをどうやってやるのか?彼らは黒海の天然ガスのバルブを閉じ、[イラク国境方面の]ガバル山にある油田施設にコンクリートを注ぎます。彼らは私たちの都市を再び血で染めます。

■セロが何をした

セロ(注)は何をしたと言っている?彼はこれ以上何をするつもりですか…。彼らは私たちのクルド人の兄弟を51人殺しました。彼らは[2014年に]我らが息子のヤシン・ボルを死に追いやりました。なんという罪でしょう。ケマルさん(注2)、これ以上何が起こるでしょうか。カンディルからケマル氏へのご挨拶…。彼らには信仰も、アザーンも、啓典もありません。彼らは啓典を持ってないのです。ギレスンの私の兄弟は、奴らの前途を開きません。

■彼らはテクノフェストを消化できなかった

5月14日にこのゲームを中断する準備はできていますか?彼らは防衛産業で有用な製品に手をつけるということです。彼らはアタチュルク空港で催されたテクノフェストを消化することができましたか? 彼らはすでにその場所を米国企業に譲渡することを約束しているとのことです。私は15年前にその会社と会いました。投資するだろう、と彼らは言いました。私は言いました、望むものをあなたに与えましょう。彼らは来ませんでした。彼らは愛国者ではないのです、彼らは来てこれらの投資をしません。バイカル社は、無人航空機、無人戦闘機、無人航空機のアクンヂとクズレルマを製造したのです。私たちは米国企業と自国民とを比較することはできません。」

(注)収監中の、元人民の民主主義党共同党首であるセラハッティン・デミルタシュを指していると思われる。
(注2)大統領候補者のケマル・クルチダルオールのこと。同氏はアレヴィー派という宗教的マイノリティである。


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翻訳者:上野明莉
記事ID:55536