スーダン:停戦交渉は「大きな進展」を得られず(1)

2023年05月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■交渉は「大きな進展」に至らず…戦闘は依然として継続

【ハルツーム:本紙】

ハルツームで戦闘が続くなか、サウジアラビアの外交官が昨日月曜日に伝えたところによると、ジェッダで行われた紛争当事者間の停戦交渉は「大きな進展」を得られなかった。

同外交官はAFP通信に対して「交渉は今のところ大きな進展を得られていない」と述べた。さらに続けて、「恒久的な停戦は交渉の議題とはなっていない。双方がともに戦闘の終結が可能であると考えている」と述べた。

さらに同外交官は、特別主権評議会議長であるダファウッラー・ハーッジ特使がジュバから、南スーダンのサルバ・キール・マヤルディ大統領に国内の最新動向に関する情報を伝えたことを明らかにした。さらに同外交官は報道声明で、紛争当事者らが南スーダン大統領による調停を歓迎していると述べ、ジェッダが依然としてスーダンにおける和平交渉のための主要な場であると指摘した。

戦場では、軍用航空の出撃が行われ、爆発音や重火器の銃声が聞かれた。さらに大統領官邸や軍司令部の周辺のほか、首都の北方に位置するバフリー市、西方に位置するオムドゥルマン市での銃撃戦が確認された。

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翻訳者:宮元万緒
記事ID:55572