エジプト:エジプトの船舶がスーダンから数百人の民間人を輸送

2023年05月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプトの船舶が米国人、英国人を含む数百人をスーダンから輸送

【ハルツーム:本紙】

エジプト運輸省が明らかにしたところによると、紅海沿岸に位置するサファガ港が火曜日、ポートスーダン港から到着した、エジプト海軍に属する船1隻を受け入れた。同船にはスーダンで立ち往生していた466人が搭乗していた。

同省は声明のなかで、サファガ港が272人のエジプト人、184人のスーダン人、5人の英国人、3人のルワンダ人、1人の米国人、1人のケニア人を受け入れたと述べた。

さらに同省は、高齢者と重傷者に対して必要な医療支援を提供したのち、彼らがカイロに移動するため、同省が保有するバス12台の提供を行ったことを明らかにした。

エジプトの報道機関によると、これはスーダンで立ち往生した人々を輸送するためにエジプトが運用した1隻目の輸送船である。スーダンでは4月半ば以降、国軍と即応支援部隊の間で武力衝突が発生している。

スーダンで紛争が開始して以来、数千人がスーダンからエジプトに向けて陸上国境を通過した。一方エジプトも、立ち往生した数百人におよぶ民間人を空路で帰還させてきた。

並行して、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は南スーダンのサルバ・キール・マヤルディ大統領の安全保障担当顧問であるトゥト・カルワーク氏と、スーダンで停戦を成立させる手段について会談した。

この情報は、エジプト総合情報局の長官であるアッバース・カーミル少将の同席のもとで、エジプト大統領と南スーダン高官と行った会談ののちに出された、エジプト大統領府の声明に基づくものである。

(後略)


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翻訳者:佐々木舞香
記事ID:55579