投票用紙の印影に関し、選挙管理委員会決定

2023年05月14日付 Hurriyet 紙
選挙管理委員会は投票用紙前面に、背面に押された押印のインクの印影が染み付いている大統領投票用紙は、法律第298号の第98条と第101条において有効と考えられると発表した。

大統領選挙及び第28期国会議員選挙において、一部の投票所では大統領選投票用紙の前面に背面に押された押印のインクが付いているという苦情が党の代表者達から選挙管理委員会に報告された。苦情を調査した選挙管理委員会は全ての投票所の代表者達にメッセージを発信した。メッセージでは「選挙管理委員会に送られた情報によると、一部の投票所では大統領選投票用紙の前面に投票所組織の印が押された事、更に一部の投票用紙では背面に押印されており、この押印のインクの染みのせいで投票用紙の前面にも(印影が)見えることが判明した。こうした投票用紙に関して、開票と集計時には法律第298号の第98条と第101条に沿って手続きが行われる必要がある。」と明らかにされた。

■印影が見つかったとしても有効

法律第298号の選挙基本法及び有権者名簿法の98条は以下のような条項を含んでいる。「投票委員会によって与えられた形と色をしていない封筒、表面に郡の選挙組織と投票所組織の押印が見られない封筒、全体が破れている封筒、表面に郡の選挙組織と投票所組織の押印以外の押印、サイン、書付け、指紋、又は何らかの印が見られる封筒は、無効とされる。

しかし、表面に投票所組織の押印が見られないもののトルコ共和国選挙管理委員会の透かし、エンブレム、郡の選挙組織の押印が見られる封筒、表面に染みや跡が見られても、これが特別な意味を付す目的で行われたことが確実にわからない封筒は、有効とされる。」

同法律の101条では次のことが明記されている。
封筒の開封時または投票用紙が読み上げられた際に破損した投票用紙、全体が破損することなく一部が偶然に破損した投票用紙、どのような形であれ汚れが付いていてもこれが特別な意味を付す目的で行われたことがわからない状態の投票用紙は、無効とされない。


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翻訳者:竹田史佳
記事ID:55592