チュニジア:内務大臣はジェルバ島襲撃への迅速な対応を賞賛

2023年05月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
■チュニジアの内務大臣はジェルバ島襲撃に対する迅速な対応を賞賛する…一方、議会は内務大臣に対して警備隊員の採用に関する見直しを求める。

【チュニジア:本紙】

チュニジアのカマール・フィキ―内務大臣は、治安部隊がジェルバ島にあるアル=ガリーバ・シナゴーグを襲撃した実行犯に対して迅速な対応を取ったことを賞賛した。一方、複数の議員は大臣に対して、襲撃犯と同様に、過激派から命令を受けた警備隊員が存在する可能性を踏まえ、警備部隊内部の採用を見直すよう訴えた。

同大臣は木曜日午後の記者会見で、「ジェルバ島事件の制圧にかかった時間は112秒にも満たず、アル=ガリーバ・シナゴーグとゲストハウスに向かおうとしていた襲撃犯はかつてない記録的な速さで殺害された。」と語った。

また、「さまざまな治安組織の英雄に、彼らが払った犠牲に対して改めて敬意を表する。彼らは、おそらく世界のすべての国で前例がないほど完璧な形で事態を制することができた。」と付け加えた。

続けて、「我々内務省は国家のさまざまな機関と結束し連帯している。国家の安定と市民と社会の安全、国家の統一を確保し、また、どのような種類であれ、あらゆる犯罪計画に対抗するための努力を惜しまない。私は、国や社会、そして、観光であれ仕事であれ、アル=ガリーバ・シナゴーグへの巡礼のような宗教的実践であれ、いずれかの目的のためにチュニジアを訪れるすべての外国人やゲストの安全を損なうような、いかなる試みも阻止するために、さらに備えるよう治安部隊に対して求める。」と述べた。


(後略)


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翻訳者:下田光沙
記事ID:55599