パレスチナ:イスラエルによるアクサー・モスク襲撃に対するアラブ諸国の非難

2023年05月22日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ベン・グヴィル大臣によるアクサー・モスク襲撃に対するアラブの拒否とイスラエルの緊張化政策への警告

【カイロ:本紙】

アラブおよびイスラームの諸国、組織、運動は日曜日、イスラエルのイタマル・ベン・グヴィル国家安全保障大臣によるエルサレムのアクサー・モスクへの襲撃に対する拒否を発表し、イスラエルによる緊張化を停止するよう求めた。サウジアラビアは外務省声明のなかで、「襲撃に対する王国の強い非難と糾弾」を表明し、これらの組織的行為が「あらゆる国際慣習法や憲章に対する明らかな違反であり、世界中のイスラーム教徒の感情への挑発である」と強調した。

カタールは外務省声明のなかで襲撃を非難し、「イスラエルの緊張化政策」について警告した。さらに「アクサー・モスクの宗教的、歴史的地位を侵害する度重なる試みは、パレスチナ人だけでなく世界中にいる数百万人ものイスラーム教徒に対する攻撃である」と強調した。

アラブ首長国連邦(UAE)も外務省声明で襲撃を非難し、イスラエル当局に対し「緊張化を止め、地域の緊張と不安定を悪化させるステップを採用しないよう」求めた。

さらにエジプト外務省は声明で、イスラエルの大臣によるアクサー・モスク襲撃を非難し、これを「挑発的行為」だと評した。さらにイスラエルに対して「緊張化させる行為をただちに停止する」よう求めた。

一方ヨルダンのスィナーン・マジャーリー外務省報道官は声明で、今回の襲撃が「非難されるべき挑発的なステップであり、危険かつ拒否されるべき緊張化行為である」と述べ、「イスラエルの措置を阻止するために国際社会がただちに取り組むこと」を求めた。

(後略)


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:上村彩乃
記事ID:55647