トルコ国営放送、エルドアンに48時間、クルチダルオールに32分

2023年05月25日付 Cumhuriyet 紙
トルコ国営放送(TRT)は、選挙期間中に民主同盟の大統領候補のレジェプ・タイイプ・エルドアン氏に48時間を割き、国民同盟の候補であるケマル・クルチダルオール氏には32分だけを割いた。共和人民党所属でラジオ・テレビ最高会議委員でもあるトゥンジャイ・ケセル氏は、ジュムフリイェット紙に「トルコ国営放送は責任を果たしていない一方で、機会均等の原則も侵しており、政権の宣伝基地と化している。」と語った。

国民の税金で放送を行っているトルコ国営放送は、選挙期間中の政権に偏った放送方針で反響を呼んだ。国際的な署名請願プラットフォームのchange.orgでもこの問題に関する署名キャンペーンが始められた。キャンペーンではトルコ国営放送が選挙期間中に民主同盟の候補者であるレジェプ・タイイプ・エルドアン氏に48時間を割いた一方で、国民同盟の候補者で共和人民党党首であるケマル・クルチダルオール氏には32分だけを使ったことが注目された。
キャンペーンの発表で、どちらの候補も平等な形で取り扱う重要性が注目された。発表では、「投票箱の保護とセキュリティだけが、選挙が公正で自由な環境で行われるための唯一の条件ではありません。候補者に公平な話す権利を与えないことも民主主義に影を投げかけています。」とされた。

■「原則を破っている」

この問題に関してジュムフリイェット紙に話した共和人民党所属でラジオ・テレビ最高会議委員でもあるトゥンジャイ・ケセル氏は、トルコ国営放送の姿勢を批判した。ケセル氏は、「高等選挙管理員会とラジオ・テレビ最高会議には、選挙期間中に放送の偏りがなく機会均等なものであることを保証する義務があります。この問題で最も重要な責任はトルコ国営放送にあります。なぜなら問題のチャンネルは国民の税金で成り立っていて、公共の財産を使って放送を行っているからです。トルコ国営放送は責任を果たしていない一方で、機会均等の原則も侵しており、政権の宣伝基地と化しています。」と話した。

トルコ国営放送が5月14日に行った選挙当日の公正発展党の「トルコの世紀」というロゴと共に用意された広告を放送したことを想起させたケセル氏は、その問題の姿勢は違法な状態だと表現した。ケセル氏は、「トルコ国営放送のこの姿勢は選挙と民主主義を侵害している。」と話した。


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翻訳者:小鉄礼子
記事ID:55665