ロシア主張「トルコ経由パイプラインを守る船に攻撃」

2023年05月25日付 Hurriyet 紙
ロシア国防省がテレグラム上で行った会見で、ガスパイプラインのトルコ・ストリームとブルー・ストリームを守るロシア海軍保有の戦艦をウクライナが攻撃したと発表した。

ロシア国防省の会見では、黒海に展開するイワン・フルス偵察船が無人艇により攻撃を受けたとの発言があった。

攻撃がイスタンブル、ボスポラス海峡にわずか140キロの地点で行われたものの、ロシア海軍によって安全が確保され、攻撃が不首尾に終わったことが強調された。

■疑惑の攻撃

2022年9月26日にロシアからドイツへ、さらにはヨーロッパへと天然ガスを輸送するノルドストリーム1.2において連続して発生したガス漏出の後、西洋諸国はガス漏出の原因がロシアの攻撃にある可能性を示唆していた。

ロシアが自国の破壊工作であるという説を否定し、疑惑の視線をアメリカに向けると、アメリカ報道機関はパイプラインへの破壊工作に関与したのはウクライナ支持グループのメンバーであると主張した。

ウクライナ戦争開始以後、ヨーロッパを直撃したガス危機の最中に起こったノルドストリーム1.2への攻撃の背景にいかなる人物が潜んでいるかは未だ謎に包まれている。デンマーク報道はロシア保有の潜水艦救助船SS-750の姿を事件の4日前バルト海上でカメラがとらえていたと発表した。


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翻訳者:清水志保
記事ID:55666