欧州人権裁判所、セラハッティン・デミルタシュ氏とフィゲン・ユクセックダー氏への権利侵害を認定

2023年06月06日付 Cumhuriyet 紙
人民の民主主義党(HDP)の元共同党首のセラハッティン・デミルタシュ氏とフィゲン・ユクセックダー氏が、彼らの勾留に異議を唱えるため有効な支援が得られなかったとして申請を行い、これを判断した欧州人権裁判所は、トルコが欧州人権条約に違反していると判決を下した。

元HDPの共同党首セラハッティン・デミルタシュ氏とフィゲン・ユクセックダー氏の申請を判断した欧州人権裁判所(AİHM)は、トルコが欧州人権条約の第5条、4項に違反しているとした。

AİHMの発表では、ユクセックダー氏及びデミルタシュ氏が国内法で彼らの勾留に異議を唱えるため有効な支援が得られなかったことを理由に申請を行ったと述べた。

■何が起きたのか?

デミルタシュ氏とユクセックダー氏が「特に刑務所当局が弁護士との面会を監視し、彼らが弁護士と共有した文書を調べたと苦情を唱えた」と報告されている。

発表では、これらの措置が2016年7月15日のクーデター未遂事件の後に出された特別政令の規範に則って実施されたとし、「申請者たちは条約の第5条4項(拘禁の合法性を迅速に検証する権利)に依拠している」という表現が用いられた。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:佐藤はつみ
記事ID:55776