大学入試センター長官、最年少と最高齢の受験者と面談

2023年06月21日付 Milliyet 紙

大学入試センター(ÖSYM)の長官であるバイラム・アリ・エルソイ教授は高等教育機関入学試験(YKS)を受験した最年長の受験生であるミュフィト・オネル氏(89)と最年少の受験生のスメイエ・ギュムシュさん(15)と対面した。

エルソイ教授は2023年度、高等教育機関入学試験をケチオレン・アクテペ・シェヒト・キョクサル・カシャルトゥ・アナトリア高校にて受験したミュフィト・オネル氏とジズレ・アフメト・エル=ジェゼリ中学校にて受験したスメイエ・ギュムシュさんを執務室に迎えた。エルソイ教授は一定の年齢をすぎると人間は勉強する希望を失うと述べ、彼自身の決意についてミュフィト・オネル氏を褒め称えた。オネル氏は受験した理由が若い人たちを理解するためであると述べた。「試験はどうであったか?」という質問に対してオネル氏は「うまく行ったとは言えないだろう。2時間しか寝られないまま試験を受けたからです。」と述べた。オネル氏は以前、フランクフルト大学では国際貿易を、イスタンブル工科大学(İTU)では土木工学の教育を受けていたが、母の病気を理由にイスタンブル工科大学を中退したと述べた。

オネル氏は、今回の目標について質問を受けて、文学もしくは歴史を学びたいということを明らかにし、「私は作家です。1953年にアタテュルクを[埋葬していた]民俗学博物館から[新設の]アタテュルク廟に移設し、土を運搬した65人のうちの一人です。当時から独立行進曲と独立戦争をテーマに自分自身で学んできました。論文も書きました。You Tubeで独立行進曲の謎という動画を投稿しました。」と話した。

■「私の授業に出席していただければ、とても嬉しいです。」

大学入試センター長官のエルソイ氏は「大学への登録をできたら一緒に行いましょう。私はユルドゥズ工科大学で数学の教授をしています。実際、あなたのような人が私の授業にいれば、とても嬉しかった。」と話した。

高等教育機関入学試験の最年少の受験者であるスメイエ・ギュムシュさんは、学校に1年早く通い始めたと述べ「高校で1年間、通常の教育を受けた後、通信制の高校に移り、受験資格を得ました。試験はうまくいきました。アンカラ大学でソフトウェア工学を学びたいです。ソフトウェアに興味があります。」と述べました。ギュムシュさんは、ジズレ出身であるアフメト・エル=ジェゼリに触発されたと述べた。エルソイ教授は「確かにジズレは、アフメト・エル=ジェゼリの研究を先導しています。あなたのような若い人たちも科学技術活動をさらに発展させていくでしょう。ドローン、軍事用ドローン、新たな研究開発によって、トルコ人が何を行うことができるかを明らかにしてきました。今後、あなた方と共に、若者たちを機に、素晴らしい目的を目指します。歴史上、過去にこれに成功してきました。新たなエル=ジェゼリであるジズレ出身のスメイエさんを機に、私たちはこのことをもう一度成功させるでしょう。」と述べた。

エルソイ教授は2人の受験者とともに写真を撮影した後、プレゼントを贈呈した。


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翻訳者:伊藤颯汰
記事ID:55831