ギリシャ・トルコ国境の壁「移民145人を救った」

2023年06月23日付 Cumhuriyet 紙

ギリシア当局は、トルコから来て、メリチ川を通じて移動を図った際に島で包囲された145人の移民を救ったと表明した。

赤十字のギリシア支部の代表者たちが参加した作戦行動の際に救われた45人の女性、30人が子供である移民たちの健康状態が良好であると説明した。

ギリシア警察の発表によると、移民たちは「トルコから来た密輸業者によって捨てられた。」

ギリシア国境警備連盟の責任者の一人パナイオティス・ハレラスは、AFPに行った発表の中で「密輸業者が移民をギリシアに押しやったのは初めてではない。」と言った。

ギリシアは以前もトルコを、移民たちがギリシアへ移動するのを認めたことで非難した。

トルコもギリシアを、移民たちを押し戻す政策ゆえに非難し、「多くの移民たちがギリシアによって酷い扱いを受けている」と語り批判した。

最近では先週ギリシアの発表では、ギリシア沖で転覆した移民を乗せた船で少なくとも80人が命を落とした。

船にいた移民の大半がパキスタン人であると明らかにされ、パキスタンは少なくとも300人の人々が命を落としたと発表した。

ギリシア当局は、長い間、救助が必要であったにも関わらず介入しなかったことにより非難された。

今月の初めに外務大臣のハカン・フィダンとギリシアの外相バシリス・カスカレリスは、電話会談を行った。

電話会談ではカスカレリス大臣が、フィダン氏を新規就任故に祝福し、カスカレリスとフィダンの両大臣間で不法移民の問題が取り上げられたと言われる。

ギリシア系メディアのSKAIはメリチ川で起こった難民問題も話されたと書いた。


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翻訳者:鈴木敬人
記事ID:55844