高校入試、地震被害者に優遇措置-エルドアン大統領、発表

2023年06月25日付 Hurriyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ソーシャルメディアへの投稿で、LGS(高校進学制度)の学校選択において、地震被災地の生徒を対象にした救済措置についての朗報を伝えた。エルドアン大統領は、「トルコ全国の試験実施校の各学級に2名の追加受け入れ枠を設ける。」と述べた。

エルドアン大統領は、自身のツイッターアカウントで声明を出し、6月23日に発表された高校進学制度(LGS)の結果が、生徒一人ひとりに祝福をもたらすことを祈りつつ、次のように述べた。「7月3日月曜日から始まる学校選択プロセスにおいて、2月6日の地震の被害を受けた子供を対象に救済措置を適用することを決定した。

本措置では、他の生徒に影響を与えず、彼らに不利が生じないような形で、2023年2月5日時点でアドゥヤマン、ハタイ、カフラマンマラシュ、マラティヤ各県およびガズィアンテプ県ヌルダー郡、イスラヒイェ郡に所在する学校の8年生に在籍する生徒を対象に、学校選択期間中、トルコ全国の試験実施校の各学級に2名の追加受け入れ枠を設けることとする。」

エルドアン大統領は、この措置に関する詳細は6月26日に国民教育省により発表されるガイドラインに記載されるとし、地震の被害を受けた生徒をはじめ、全ての生徒に学校選択プロセスが良いものとなること、また楽しい夏休みと高校生活の成功を祈った。

■テキン教育相:小さなアファーマティブ・アクションを考えた

ユスフ・テキン国民教育相は、LGSの学校選択を行う地震被災生徒を対象とした受け入れ枠追加の朗報について、「2023年2月5日の時点で被災地域の学校に在籍しており、LGSを受験した子供たちを対象に、救済の小さなアファーマティブ・アクションを考えた」と述べた。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:安井 悠
記事ID:55859