なお残る危険なビル―カフラマンマラシュ

2023年07月05日付 Milliyet 紙

カフラマンマラシュで2月6日に発生した地震の後、大きな被害を受け、後ろに傾いたマンションが一刻も早く管理された中で取り壊されることが望まれた。

地震の震源地であるカフラマンマラシュで、重大な被害のある建物の取り壊しが速やかに継続されているなか、一部の建物の状態が関心を集めている。オニキシュバット市のドゥムルプナル地区にあり、見る者の関心を引く5階建ての建物は、地震で後ろに傾いた。当のチャヴシュオウル・マンションは、緊急に取り壊されるべき、重大な損害があると指定され、恐怖を誘う危険な姿が地区の住民を脅かしている。地区の住民たちや小売店主は、地区の道が人々によって頻繁に利用され、重大な損害のある建物のそばを毎日何百人もの人々が通っていると述べ、重大な危険を生み出している建物がもう取り壊されるべきだと述べた。

■「ここがなるべく早く取り壊されることを望んでいる」

地区で小売業を営むエルギュン・ヨウン氏は、「地震から今までずっとこの建物はこの状態だ。担当者が取り壊しに来たが、取り壊せなかった。近所の人が、私の家に被害を出してほしくないと取り壊しを妨げた。担当者には取り壊して欲しい、この建物に重大な損傷があるという検査結果はもう出ている。ここはできるだけ早く取り壊されるべきだ。担当者が来て、ここを取り壊すよう望んでいる。」

■「この建物の下を子どもたちが通っている」

ドゥムルプナル地区の住民のサーリフ・エムレ・サク氏は、「ここはドゥムルプナル地区。ここにあるチャヴシュオウル・マンションは取り壊される予定だったが、近所の小売業者たちに被害が及ぶという理由で行うことが出来なかった。この建物が管理された中で取り壊されることを望んでいる。この建物の下を子どもたちが通っており、とても往来の多い通りだ。ここは地震が起きてからずっとこの状態だ。担当者には、この危険を取り除くよう願っている」と述べた。


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翻訳者:伊永勇人
記事ID:55916