パレスチナ:アイヤーシュ大隊がシャケド入植地に向けてロケット弾発射

2023年07月11日付 al-Quds al-Arabi 紙
「アイヤーシュ大隊」はジェニーンからシャケド入植地に向けてロケット弾2発を発射…占領軍は「破片と爆発物を調査」

【ガザ、ラマッラ、ジェニーン:本紙、諸通信社】

昨日月曜日、占領下のヨルダン川西岸中央部ラマッラ市ダイル・ニザーム地区で占領軍の発砲によりパレスチナ人の青年が死亡した。一方、ハマースの軍事部門カッサーム旅団のアイヤーシュ大隊が、ジェニーン西方のシャケド入植地にロケット弾2を発射したと発表した。

大隊は声明の中で、「準備、継続的な開発、そして強奪者である敵との同化をくじく戦いの枠組みの中で、ジェニーン・キャンプの住人に対する敵の仕打ちに対抗して、アイヤーシュ大隊のわれらがムジャーヒディーンは、ジェニーン西にある強奪されたシャケドにカッサーム1型ロケット弾2発を発射した。」と述べた。

さらに「複雑でデリケートな安全保障状況と不可能な作業にも関わらず、そして可能性や物資の欠如にも関わらず、私たちは開発と準備を続け、敵にカッサーム・ロケット弾の威力を味わせるために日夜努力してきた」と付け加えた。

一方、イスラエル軍はジェニーン北方のシャケド入植地付近でロケット弾発射台を発見したと発表した。声明の中で、メナシェのシャケド入植地近くで三脚のロケット弾発射台2基と即席ロケット弾2発の残部を発見したと付け加えた。また、「2発は住民にいかなる脅威も与えなかった。」とし、ロケット弾の中の爆薬の存在を調査していると指摘した。

占領軍は別の声明で、ラマッラ近郊のハラミシュ入植地付近で、パレスチナ人の青年が爆弾を設置して作戦を実行しようとしたため、兵士らが同青年に発砲したと主張。パレスチナ人の青年は発砲を受け死亡したと述べた。ヘブライ語放送「KAN」は、「パレスチナ人の青年は、クフィル旅団第94大隊の部隊に向けて爆弾を投げ、数発発砲したが、その後殺害された。」と報じた。

(後略)


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翻訳者:石井風帆
記事ID:55958