ロードス島の山火事、緊急事態宣言へ

2023年07月27日付 Hurriyet 紙

地中海沿岸諸国は酷暑と山火事に困弊している。トルコ、隣国のギリシャ、イタリア、アルジェリアで森林が激しく燃え上がっている。ギリシャ・ロードス島では数日経っても鎮火しない火事が原因で、緊急事態宣言が発令された。

昨日、気温が一部地域で46度にまで上昇したギリシャでは、ロードス島、エヴィア島、コルフ島で発生した火事は何日経っても鎮火していない。

ロードス島で7月18日に出火し、島全体の10%を焼いた火事は昨日も勢いを落とさず激しく燃え続けた。9日間で約20万㎡の土地が燃えた。

市民防災総局の指示により、ロードス島全土は非常事態地域が発令された。この適用は当初、7月23日に島の南部に限定して行われたものであった。

■トルコの飛行機も応援に

遅れを取った火事対応に政府への批判が集中した。火がすでに広範囲の森林地に広がった後、7月21日に消火飛行機が島での最初の飛行を実施したと明らかにされた。

トルコから送られた消火飛行機と1機のヘリコプターは、昨日も火災現場に何トンもの放水を行った。消火活動中のカナディアの飛行機が落下した結果、2人のパイロットと家畜を守ろうとした際に、炎が包んだギリシャ人牧夫、一人の農夫、バンで生活していた一人の女性が命を落とした。火事が勢いを落とさず続く中、マグネシアとラミアの多数の村では、避難措置が取られたと述べられた。


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翻訳者:清水志保
記事ID:56055