シリア:イタリアでシリアとの文化交流イベントが開催(2)

2023年07月04日付 その他 - シリア国営通信 紙

■「ダマローズ:シリアからトリノまで」デーがイタリアで開催

【シリア国営通信:ローマ】

この文化デーは、歴史あるトリノ王宮博物館で行われた記者会見から始められた。この博物館には、遺産や古代遺跡の保存や、人類の知識と創造性にアクセスし、文化的開発機会をより発展させるためのそれらの強化に代表される国内的および国際的な多大な重要性がある。またこの記者会見には、トリノ王宮博物館館長のエンリカ・パジェラ氏、シリア開発信託理事会メンバーのファーリス・カッラース氏、同信託のコンサルタント専門家であるリーム・サクル氏、王宮庭園・建築の代表であるステファニー・ダッシー博士のほか、文化経済組織「サンターガタ」事務局長のアレクシウス・キング氏が参加した。

記者会見後、ダマローズとそれに関する慣習や工芸品を模した写真展が開かれた。またダマスカスからヨーロッパの中心までそのバラが伝わった歴史的経路を継続する流れのなかで、シリア開発信託の協力のもとで、シリアのダマローズ農家や人々から提供された500本のバラの苗木が同博物館の庭園に植えられたほか、シリア古来の伝統工芸によって作られた、「貝殻、銅、藁製品、ダマスク織、アラビア書道、伝統的なグラス」などダマローズを象徴する作品群が設置された。

初日のプログラムのなかでは、ドキュメンタリードラマに分類され、国際映画祭で約20もの国際賞を受賞したドキュメンタリー映画「スィリアックの誓い」が上映される。またこの映画は、オリヴィエ・ブルジョワが監督を務め、シリア文化省、考古博物館総局、シリア開発信託により制作された。

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翻訳者:浪内紫雲
記事ID:56079