ハタイで土地収用化に抗う村民に軍警察出動

2023年07月31日付 Cumhuriyet 紙

ハタイ県ディクメジェ村で緊急収用化という方法で土地を接収された村民たちの抵抗は続いている。今日は村民たちの土地に暴動鎮圧車(TOMA)を伴って軍警察が出動した。村民たちは、「私たちは収用に反対ではない。しかし、私たちの土地でやらないでほしい。」と述べた。

カフラマンマラシュ県を震源とした地震後、ハタイ県で緊急収用化の範疇に含まれ、集合住宅局による住宅建設が計画されているハタイ県アンタキヤ郡ディクメジェ村では村民たちの抵抗が続いている。

一昨日、村民が地券登記している農地に軍警察を伴って重機が入ったことで争いに発展した。本日は再びこの場所に暴動鎮圧車を伴って軍警察が出動した。ディクメジェ村民はこの事態に反発を示した。

■村民は反発を示した

ディクメジェ村住民のハサン・オズギュンさんは、農地の接収要求に反対である。オズギュンさんは、「私たちはここで不法行為に対して抵抗している。オリーブ畑を引き渡さない。ここには何世紀も私たちのオリーブの木々があった。彼らはオリーブをなくそうとしている。」と述べた。

催涙ガスを使用されたと述べたオズギュンさんは、「自分達の土地を守ると私たちの前に軍と警察を配した。現在、彼らは切ろうとしていたオリーブの木陰で休んでいる。地震発生時にこれだけ多くの軍隊がやって来ていれば、今、何万人もの人が生存していただろう。」と述べた。

住民のジャフェル・トゥネルさんはというと、次のように話した。「ここで生活している人々は、ものを作って生計を立てている。私たちは収用化に反対ではない。しかし、私たちの手から私たちの土地を全て取り上げようと望んでいる。もし彼らが一部分を取るならば、何も言う人はない。だが、ここに住んでいる人たちから土地を取り上げたら何も残らない。」と述べた。


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翻訳者:新井慧
記事ID:56082