イスタンブル、猛暑ふたたび

2023年07月30日付 Cumhuriyet 紙

トルコは、夏の最も暑い期間である「酷暑の日々」の影響を受けるだろう。ヒュセイン・トロス教授は、「再び異常な暑さにさらされるだろう。湿気に応じて感じられる暑さはさらに強くなる。イスタンブル住民は「酷暑の日々」の暑さの中で湿気に息が詰まりそうになるだろう。」と述べた。

トルコは水曜日以降、砂漠熱波、地獄熱波、アフリカ熱波と名付けられている、夏の最も暑い期間になる「酷暑の日々」の影響を受けるだろう。夏の季節の、最も暑く息苦しい期間を説明するために使われる「酷暑の日々」は、毎年7月末から8月初旬やってくる。

「砂漠熱波」、「地獄熱波」、「アフリカ熱波」とも呼ばれる「酷暑の日々」は、トルコの南部や西部地域に影響をもたらすと予想されている。

イスタンブル工科大学(İTU)航空・宇宙学部気象工学学科教授のヒュセイン・トロス博士は、7月にトルコがアフリカから来る熱波の影響を受けると述べた。

■「異常な暑さが記録を更新した」

暑さが今年、季節の通常値を上回って推移しているため、暑さの記録を更新したと説明したトロス教授は、「7月に多くの県で異常な暑さが記録を更新した。地球温暖化は連日影響をもたらし続けている」と話した。

■「異常な暑さにさらされるだろう」

トロス教授は、冷やされた大気が水曜日以降再び温まり始めると解説し、次のように続けた。

「夏の最も暑い日が続いている。「酷暑の日々」の熱波は、アラビア半島から我々の国へ来る予測だ。7月のときのように、水曜日以降一週間にわたって「酷暑の日々」の熱波の影響下に入るだろう。熱波は特に国内の南部や西部で影響が出る。ヨーロッパの中期的天気予報センターのモデルによると、国内の南部・西部地域で、気温は35度から40度になると予想されている。マルマラ地方は35度から40度、エーゲ地方は35度から43度、地中海地方では35度から42度、東部・南東部地方では35度から45度、黒海地方では30度の暑さになることが予測されている。再び異常な暑さにさらされるだろう。湿気に応じて感じられる暑さはさらに強くなる。イスタンブル住民は「酷暑の日々」の湿気に息が詰まりそうになるだろう。」

トロス教授は、国民がこのような状況で暑さに注意する必要があると説明し、外出する際には直射日光や間接的な日光を避けることが重要であり、可能な限り日光にさらされないようにする必要があると話した。

同教授は、「酷暑の日々」熱波によってより蒸発しやすくなると強調し、節水が重要になってくることや、特に山火事が起きないように注意する必要があることも加えた。


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翻訳者:梅田 茉奈
記事ID:56096