レバノン:カッハーラ事件…当日の軍の動きについて投げかけられる疑問(5)

2023年08月12日付 Al-Nahar 紙

■カッハーラ事件に際するレバノン軍の動きについて、いくつかの質問が投げかけられる

【ベイルート:本紙】

軍はどのように反応するのか?

中東研究センター所長のヒシャーム・ジャービル准将は次のように述べた。「軍は後れをとっておらず、むしろ事件の発生と目下の緊張を知ると、ただちに介入した。しかしカッハーラの曲がり角で起きたことを知ってから、巡察隊の準備をし、介入のために現場に到着するまでには20分から30分といった幾ばくかの時間がかかった。そしてその時、衝突は既に起こっていた」。

ジャービル氏は本紙によるインタビューのなかで、レバノン軍に対して向けられている批判を否定し、次のように述べた。「軍は自らの責務を最大限に果たし、これによってレバノンは大規模な紛争を免れることができた。もし軍が遅れをとったり、介入を行わなかったのであれば、さらに多くの犠牲者が発生していただけでなく、事態は別の経路をたどることになっただろう。また確かな情報によると、軍は、トラックに積載されていた武器を押収し、今日に至るまでヒズブッラーにそれらを引き渡してはいない。ただし過去の事例を鑑みると、それらがのちに同党に引き渡される可能性はある」。

(後略)

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翻訳者:国際メディア情報センター
記事ID:56144