YKS(高等教育機関試験)で全国833位の学生、ボアジチ大に不合格-教員不満。訴訟も辞さず

2023年08月31日付 Cumhuriyet 紙

YKS(高等教育機関試験)でトルコ833位の学生がボアジチ大学に入学できなかったことが明らかになった。ジェム・サイ教授は海外からの留学生枠が原因で理不尽なことが行われていると述べ、訴訟を起こそうとしている。

ボアジチ大学コンピューターエンジニアリング学部長のジェム・サイ教授は、コンピューターエンジニアリング学部にYKS(高等教育機関試験)でトルコ833位の学生が入学できなかったことを明らかにした。「イスタンブルで高校に通った人の中には、学部や学科の決定がないがしろにされ、SAT(大学進学適正試験)の点数がより高い他の受験生を差し置いて「留学生の受け入れ」枠で入学している人がいる」と述べた。

サイ教授は、ボアジチ大学には毎年非常に成績の良い学生が入学し、その質は保つ必要があると述べ、この手順を阻止するために訴訟を起こすと話した。サイ教授はジュムフリイェット紙に「YKS(高等教育機関試験)だけがこの学部に入る唯一の方法ではない、他の「門」もある。YÖK(高等教育評議会)がもたらした奇妙な習慣の結果、非常に成績の良い学生と共に、成績の良くない学生も入学している。私たちは抗議したが結果は得られなかった」と話した。

サイ教授は続けて「学部の要請や承認がないのにも関わらずYÖK(高等教育評議会)は留学生枠などの追加枠を設けている。学部は、留学生枠での入学を希望する学生をSATの点数で順位づけし、まず学部長に、その後大学理事会に伝えている。SATの点数順にリストアップされた学生たちの願書が審査され、学部も学科の決定を精査する。ボアジチ大学のどの組織がこの決定を下したのか私は知らない。SATの点数で順位づけされたリストが変更されより低い点数をとった学生たちがコンピューターエンジニアリング学部に合格した。これは、YKS(高等教育機関試験)でトルコ833位になり学部に合格した学生に対してだけでなく、他の留学生に対しても理不尽であることを意味している」と述べた。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:芝田幸恵
記事ID:56237